ブランド、年代不明の肉厚ウールスラックス。この貫禄、2,800円どころじゃない

古着の古着

カーキカラーが大好き。

ベージュとか、ブラウンも大好き。

たまに赤とか、マスタードカラーとか。

 

何で赤だけ日本語で書いたのかと言われたら、レッドって横文字で書くのが恥ずかしかったから。

そんな風に書けるほど小慣れた雰囲気のある人間ではない。

 

なんてことはどうでもよくて、アースカラーばっかり買っちゃう。

このブログも、各記事のサムネイルを並べてみるとまあそういう色ばっかり。

 

カーキは得意だけど、グリーンとなるとそうでもない。

明るみが増す分、けっこうカジュアルな雰囲気になる気がしてる。

 

モノによってはカジュアルで若々しく見えそうなので、グリーンのスラックスとか欲しいけど、生地感とかを、それに伴う発色の感じとかを見て慎重に選ばなきゃと思ってた。

 

そんな中で、生地感とかも込みで「これは良い」と思えるグリーンのスラックスに出会った。

これならカジュアルになりすぎず、程よく”古着っぽく”コーディネートを作れそうだなと思った。

 

ブランド不明、年代不明のスラックス。

非常に肉厚な生地感で、恐らくウール100%なんじゃないかってことくらいは分かる。

 

柔道着みたいな肉厚さ。

非常にシンプルかつ簡素な作り。やや細身のストレートシルエット。

 

ファスナーにはTALONが採用されている。

ヴィンテージには詳しくないので全然わからないけど、勝手に70〜80年代くらいのアイテムなんじゃないかと思ってる。

もしかしたら、50〜60年代くらいのかもとか思ってるけど、そういうのがサラッと出てきて、安く売られてるのもリサイクルショップならではの面白さ。

 

ホック側はあんまり読み取れない。

“a-kay”みたいなのが書いてある。

 

ウエスト付近の裏地やポケットに採用されているのはキャンバス生地っぽい何か。

品質表記やブランドタグは見当たらず、出どころ不明である。

 

ポケットもやや小さめでシンプルな作り。

この、ポケットが小さめな感じとか、ちょっと古い年代モノっぽさを感じさせてくれて何だか少しだけいい。

 

切りっぱなしみたいな裾。

折って縫って始末されていた形跡があるから、多分だけどそこを解いて裾を伸ばしたんじゃないかと思ってる。

 

実際に履いてみるとこんな感じ。

シンプルなストレートシルエットのグリーンスラックス。

 

ただただシンプルなシルエットと、肉厚な生地感。

横から見たときも生地の重みでストンと落ちてる、この愚直なまでにシンプルなストレートシルエットが男らしくてかっこいい。

 

同時に肉厚なウール生地ならではの温かみのある表情が可愛らしさも兼ね備えている。

とにもかくにもシンプルなのでコーディネートの邪魔をしない。

普段の服装に色味をプラスしてくれる、あと温かいので冬には嬉しい1本である。

 

これまでカーキのスラックスは得意でも、グリーンには挑戦したことがなかった。

グリーンも取り入れてみたいと夏頃に思ってた。

 

ただ、当たり前だけど生地によって発色の感じが違う。

夏でも履けそうな素材のグリーンスラックスはどこかカジュアルすぎる気がして、何だか取り入れるにはコーディネートが若くなりすぎる気がした。

よくあるポリエステルのスタプレスラックス、みたいなのは買ってみようか、と思うところまでは行ったけど結局はスルーだった。

 

それでもこいつの生地感なら。肉厚なウールの、少しゴツゴツしたそれに深みのあるグリーンなこの感じなら、わりと抵抗なく取り入れられる気がして買った。

いい感じにコーディネートに”古着っぽさ”をプラスできている気がする。

 

肉厚なので温かく、ちょっと重い。

それゆえにストンと生地が落ちるので、持ち前のシンプルなストレートシルエットの美しさが際立つような感じ。これもまた男らしくていい。

それでいて、そもそも生地感が可愛らしいから、合わせによるけど無骨になりすぎなくていい。

 

この重みで今流行りのワイドパンツだったら、そこそこな重さになるからきっと買ってもストレスを感じてそんなに穿かない気がする。

ストレートシルエットならではの生地使い、素材感。

 

色味の感じも相まって、けっこういいものに出会えたなって気がしてる。

出どころ、ブランド、年代の全てが不明だからか、めっちゃ安かったのである。

 

買った場所: トレファクスタイル 江古田店

買った値段: 2,800円くらい

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