古着の柄シャツをよく着る。
特に夏によく着る。
けど、柄シャツは飽きる。
柄に飽きたら、その時点でもう終了だったりする。
そもそも洋服に飽きやすい気がする。
なら高くても気に入る服を買ってみればとも思うけど、それで飽きたら怖いから買えないところも、もしかしたらあるのかもしれない。
柄シャツだと飽きちゃうけど、シンプルなデザインでもそれはそれで退屈する。
柄ではなくデザイン。ちょうどよくツボを突いてくれるような1着を見つけた。
買ったのは、高円寺にあるBAZZSTORE。
下北沢とか高円寺は古着屋さんが多い。
古着好きな人たちが着なくなったそれらをリサイクルショップに手放す。
ゆえに、これらのエリアでは古着の古着レベルが高い気がしてるのだ。
けっこう面白い服が転がってるのは、さすが高円寺って感じ。
特徴的なリブデザイン。ポロシャツのような古着シャツ
柄じゃなくてデザイン。デザインの効いたシャツ。
この服に出会って、柄とデザインはまた違う捉え方をすると視野が広がりそうだな、と思った。ちょうど今思った。
基本的には”柄”っぽいものはワンパターンでしかない。
この編み編みのリブみたいなのを、所々に配置してる、ただそれだけ。
フロントは3つボタンのポロシャツタイプ。
一応、ミンティアくらいは入れられるポケット。
フロントリブの直線上に配置。
パイピングみたいな何かで身頃を切り替えたようなデザイン。
立体的で、シンプルだけど存在感がある。これがあるとないで全体の印象は大きく変わりそう。
ただ、何でここにそれがあるのかは分からない。
これがデザイン。海の向こうで量産されてたと思うと、遊び心があっていいブランドだなあと思う。
ちなみにブランドタグや品質表記は一切ないので、出所は不明。
唯一、首元にXXLとのサイズ表記だけ。
元々はブラウン系の生地だったはず。
色褪せて白っぽくなり、古着らしい雰囲気に。きっとどこかの古着屋さんが仕入れて日本にやってきたのかな。
そこから何人くらいがこれまでに着てきたんだろうか。
基本はコットンだと思うけど、リネンも混じってそうな、ちょっとひんやりした生地感。
それでいてペーパーっぽい、パサっとした感じも。
てろっとした雰囲気とパリッとした生地感が混じり合った、少しだけ面白い生地感。
袖と裾に配置された特徴的なリブデザイン。
大ぶりな編み模様が良いアクセントになってくれる。
ややビッグシルエットだけど、リブは古着なりに伸びつつもまだまだ機能してくれる。
袖はもちろん、ウエスト付近にて留まった裾に上からシャツ生地が重なって、特有のたっぷりとしたシルエットで着れるのも魅力のひとつ。
デザインは効いてるけど、柄モノではないので単体での主張が強すぎない。
意外と飽きずに着れるし、コーディネートに程よくアクセントを与えてくれる不思議なシャツ。
これをガンガン着るようなエッジィな人間じゃないけど、シンプルすぎる服にも退屈しちゃう。
ので、程よい距離感で、思い出したかのようにたまに着たりとかしたい。
決して主役級に着まくる訳じゃないけど、着たらコーディネートの主役にはなってくれる。
ワードローブとして持っておいたら、色々と組み合わせに奥行きが出て楽しくなるタイプのやつ。
引き続き、長く着ていきたいなあとか思う。
買った場所: BAZZSTORE 高円寺店
買った値段: 4,000円くらい
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