理想の別珍スカジャン。さりげない刺繍が着やすいBRU NA BOINNEの「ベビルジャンパー」

ブランド古着

かれこれ何年も、ずっと頭の片隅にあって探してたアイテムのひとつがスカジャン。

何枚か手に入れては、あんまり気に入らずにすぐ手放したりを繰り返して、なかなか理想的なものに出会えてなかった。

 

けど、去年買ったBRU NA BOINNEのスカジャンを1年着てみて、ようやくスカジャン探しの旅が落ち着いた感覚があった。

 

BRU NA BOINNEの別珍スカジャン「ベビルジャンパー」

自分にとって理想的なスカジャン。それはBRU NA BOINNEのベビルジャンパー。

20AWで発表された、たぶんだけど毎シーズンリリースする類の定番ではなさそうなアイテム。

 

同じスカジャンでも、サテン生地のギラッとした光沢のある雰囲気があんまり好きじゃなくて。

生地的にもサテンだと春夏のライトアウターって感じだけど、どっちかというと刺繍の入った存在感のあるスカジャンは秋冬に着たくて。

 

っていうのを考えるとやっぱり別珍生地がいい。

ボルドーとネイビーがある中で、ネイビーも魅力的だったけど、中古で探してるタイミングで出会ったボルドーを入手。

暖色系の服を好む自分のコーディネートとは相性が良く、なかなか重宝してる。

 

派手すぎず落ち着いた雰囲気の刺繍もやりすぎなくて良い

さっき書いておきながらだけど、刺繍があまりにもバチンと大ボリュームで入ってるスカジャンもあんまり好きじゃなくて。

 

程よく存在感がありながら、それでいて主張も強すぎないくらいの刺繍がいい。

無骨で男らしいっていうよりはさりげなく、上品な雰囲気すらある方がいいなって。

 

それでいうと、ベビルジャンパーは胸元に入ってる刺繍も髑髏とか蛇とかではない。

小さめのコウモリみたいなのが両胸に。

 

袖にも「俺が俺が」としゃしゃり出てくる感じではない蛇と、薔薇のような花。

蛇の顔もどこか落ち着いてて上品に見えてくる。

 

スカジャンといえば背中の刺繍。ドカンと派手なのがお決まりだけど、ベビルジャンパーの背中はそうではない。

 

華奢な虎が3匹。華奢とか言ったらなんか弱そうに聞こえるけど、薔薇と群れる虎たち。

 

胸元や袖、背中に施されてる刺繍はどこをとっても繊細なタッチ。

ゆえに糸も太すぎないので、ガツンとくる感じの無骨な仕上がりじゃないのがすごくいい。

 

背中の刺繍だって、最初に見たときは「もう少しくらい存在感があってもいいかも」とも思った記憶がある。

それでも長く着るとなれば、これくらいのバランスの方が飽きもこなければ着やすくてずっといいなと今は思ってる。

 

保温性のある裏地や絞れる袖など、秋冬アウターとしての実用性も抜群

別珍とかベロア生地っていうのは、起毛した生地感からして秋冬に着る服っていうイメージがある。

しかし実は、ただ生地がそれってだけじゃあんまり暖かくない。

 

暖かさを求めるなら生地が厚かったり中綿が入ってたりっていうのが理想的。

このベビルジャンパーは銀色の裏地がユニーク。

 

これが保温性のある生地らしく、表の別珍はそこまで厚手でもないのに着ててなかなか暖かい。

正確に言うなら「寒くはない」って感じ。身幅もわりかし余裕があるからインナーに着込めるし、12月の東京なら着れちゃう。

 

袖もスカジャンによくあるリブタイプじゃなくて、シャツみたいなボタンタイプ。

こういうところもスカジャンのカジュアルすぎる雰囲気を打ち消してくれてる。

 

刺繍のデザインもさりげないので着やすく、保温性があるのでアウターとしても実用的。

どこを取ってもバランスが良い、理想的なスカジャンをついに手に入れた。

 

これは高円寺のセカンドストリートにて買ったもの。

今後も長く着続けていきたいと思う、お気に入りの1着。

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