A.D.S.R.のサングラス「BUKEM」をレンズ交換。度付きクリアレンズで愛用していく

ブランド古着

僕は視力が悪い。

コンタクト生活もいいけど、学生の頃はそうだったけど、いつからか毎日メガネになってた。

 

ワンデーにしてもツーウィークにしても、コンタクトってつける時間が少ないなら、開けるのがなんだかもったいないなって思ってしまって。

インナーを着た上に着たシャツとかも、短時間しか着てなかったり、あんまり汗をかいたりしてなかったら洗わずにもう1回着たりするし、そんな感覚。

 

とか考えてるうちに、洋服には自分なりにもこだわりはあるくせに、メガネだけ学生の頃に買った安いやつじゃ、とか思うようになった。

それがきっかけで、地元かつ近所にあったおしゃれな眼鏡屋さんに足を運んでみて。

 

フレーム代だけで3~4万円、レンズもプラスすると総額で6~7万円って価格帯、レンズ高くないかってビビりつつも、初めて買ったいいメガネがYUICHI TOYAMAのもの。

薄い顔してる自分の、顔の印象の多くを占めるメガネ。数年に一度くらいの頻度で「そろそろ」と感じたときに買い替えるようになった。

 

それが今では、際限なく増えるようになってしまって20本いかないくらい。

洋服みたいな感覚でポンっと買うようになってきて、これはいいんだか悪いんだか。

 

似たようなデザインのものばっかり欲しくなる。ただ、時には少し背伸びすることも必要だとは思う。

そんなこんなで洋服に合わせてメガネを変えるような生活に。個人的には、自分といえば、って感覚のメガネを1本決めて毎日掛けるスタイルにも憧れてたりするけど。

 

いつもは太めのプラスチックフレームばっかりの中、実は全部がメタルのメガネって買ったことがなくて。

そんな中で、人が掛けてるのを見て、ちょっと前からいいなと思ってたメガネをようやく手に入れた。

そして度付きレンズに変えてみたら、これが思ったよりよかった。

 

ボリューム感のあるフロントデザインが特徴的なA.D.S.R.のメタルフレーム「BUKEM」

日本のアイウェアブランド、A.D.S.R.

デザイナーはSupremeやA.P.C.を出身としていて、ブランド名は音楽にまつわる用語の頭文字を繋げたものだという。

比較的安価な価格帯でありながら、スタイリッシュでストリート寄りなカルチャーの匂いのするブランド。

 

定価でも2万円台中盤くらいで、軒並み値上げが続くメガネブランドの中でもわりかし手に入れやすい価格帯。

モデル名もその由来は公表されてないのかもしれないけど「ZAPPA」とか「ERYKAH」とか、音楽好きならちょっとニヤッとするものばかり。

 

一見するとどこにでもあるメタルのボストンフレーム。

だけどサイズ感とか色合いとか、色々相まって日頃からメガネを沢山見てるつもりではいるけど、気兼ねなく使える価格帯なのも含めて「これいいな」と惹かれる魅力があった。

 

レンズサイズは50mmと少し大きめながら、ブリッジは20mmとほんの少しだけ短めなので、トータルで見たときのサイズバランスは良好。

瞳孔間距離が68mmの僕には、サイズとしては非常にいい感じ。

 

そして何より注目すべきは、レンズ周辺をぐるっと囲うように施されたフロントのペイズリー柄デザイン。

厚さ4mmと抜群の存在感を誇るフロントだからこそ、これだけ大胆に柄模様を施せる。

 

これが、よくあるボストンフレームでありながら、あんまり普通になりすぎない良いところだなと思ったところ。

横から見たときにも存在感抜群だから、ちょっとしたアクセントにもなってくれる感じ。

 

それと同時に飽きが来ないかなとか、主張が強すぎないかなとか、ちょっと子供っぽすぎないかとか心配になった部分でもあるけど。

というかそもそも、このモデルは肉厚なフロントにプラスして、さらにフラットなレンズが上からまるで貼り付けられているかのような特殊な構造だった。

 

個人的にはフラットなレンズってギラリと反射するから、そのオラついた雰囲気があんまり好きじゃなくて。

ただでさえ厚みがあるんだから、そこにレンズを貼り付けるようにしてボリュームを出さなくたっていいだろうと思ってしまって。

 

まるでデザインを否定するようで恐縮だけど、フレーム自体の雰囲気はとても好きだったから、このフラットレンズさえどうにかなればと思った。

元々は薄く色の入ったレンズが付いてたけど、それを交換してレンズが枠内に綺麗に収まると、想像よりいい仕上がりでかなり気に入った。

 

フレームカラーはマットなカラーが特徴的なアンティークシルバー。

メタルフレームってカラーはいくつかあるし色合いにもよるけど、基本的に僕には艶ありシルバーはちょっとギラっとしすぎて浮いてしまう。

 

かといって艶ありゴールドもなんかあんまり好きじゃない。

落ち着いた雰囲気の出るアンティークゴールドかシルバーが良くて、勝手にアンティークゴールドがいちばん似合うと思ってたけど、BUKEMのアンティークシルバーは意外とハマる。

 

実はいちばん落ち着いた雰囲気で掛けられるんじゃないかと思ってる。暖色系の服が多いからゴールド系がいいと思ってたけど、意外とシルバーもいけそう。

 

この落ち着いた佇まい。それでいて横から見たとき、ほんの少しだけ存在感のある絶妙な塩梅がやっぱりいい。

 

フロントをぐるっと一周するように施されたペイズリー柄は、当然ながら下から見てもこの通り独特の存在感を誇る。

 

鼻のパッドは足がけっこう長めなように思える。

メタルフレームにあんまり慣れてないからか、昼間の明るい時間帯だと細かい話、パッドの足部分がレンズ内側に反射して少し目障りなときがある。

けどまあ、慣れてくるものかもしれない。

 

とにもかくにも、これはレンズを交換して大正解だった。

A.D.S.R.はサングラスブランドとして有名だけど、気に入った形かつサイズが合うなら、度付きのクリアレンズに替えたっていいと思う。

 

メガネはレンズのカラーはもちろん、度なしの反射が強いレンズと、度付きの反射防止コーティングの付いたレンズでも表情がけっこう変わる。

僕は度付きメガネユーザーなので、度付きレンズを入れて完成したとき、そこで初めて眼鏡に息吹が吹き込まれたような感覚になるし、その瞬間がとても楽しみ。

 

フラットレンズのギラリとした感じならきっと長くは掛けなかったと思うけど。

そもそも度なしのメガネを掛ける機会があんまりないから、それがデザイン面での問題なのか、機能的な問題なのかも自分の中で深くは考えてなく、そんなりハッキリしてないけど。

 

このメガネは度付きレンズに交換して大正解だったなあ。

数少ないメタルフレームのひとつとして、これからも活躍してくれそう。

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