マイ名脇役の有力候補。ブルー×ブラウンの色合いが美しいcrepusculeのカシミヤ混カーディガン

ブランド古着

さっそく新年初の買い物をした。

crepusculeのカーディガン。

 

年末年始に実家に帰ると、ここぞとばかりにセカンドストリートやらリサイクルショップを回る。

実家にある父親の自転車を借りて、また電車に乗ってあちこち回る。

 

今年は1着、さっそくいい買い物をした。

カーディガンとかニットベストとか、密かに狙ってたブランド。

 

上品で落ち着きのある佇まい、crepusculeのカーディガン

crepusculeといえば、ニット系アイテムを得意とするブランドっていうイメージ。

シンプルで優しくて、でも飽きのこない工夫を凝らしている、上品で落ち着いた雰囲気のブランドっていうイメージ。

 

お値段もわりかしリーズナブル。中古相場もけっこうリーズナブル。

ずっとどこかで気になってたブランドだけど、生地感やらを吟味しつつ、ようやく初めて手に入れたのはカーディガン。

 

ぱっと見は非常にシンプル。無印良品からもリリースされてそうな表情のカーディガン。

ボタンもわりとよく見るデザイン。光沢のある、よくあるボタン。

 

ただ注目すべきは細かいディテール。こういうところに作りの良さとか、デザインに対するこだわりが滲み出ている。

身頃にポケット。カーディガンのポケットってあんまり使うことはないと思う。なのに付いてると嬉しいこの気持ちは何なんだろう。

 

わりかしかっちりした雰囲気になりがちなカーディガン。

ポケットが付いてると、どこかゆったりした優しい表情にもなってくれてる気がなんとなくする。

 

何よりこの、肉厚な裾リブ。

ぽってりしてて肉厚で、ここに作りの良さが本当に出てる。

 

安いカーディガンならペラっとしてたり、ここまで贅沢に作り込んでなかったりするけど。

裕福な家の子供のそれが、何も言わずとも顔に表れてるようなその感じ。こりゃあ良いところのだ、ってひしひしと感じる作り。

 

袖リブも同様。肉厚だけど硬さは程よくて、袖を捲ったときでも腕を締め付ける感じはなく、かといって袖がすぐに落ちるような感じもなく。

裾リブはしっかりしてるけど、ボタンをいちばん下まで閉めて着ることはあんまりないと思うので、肉厚だって問題なし。

 

ブラウンとブルーが混じったような、遠目で見ればグレーっぽい色合いの編み生地。

ゆったりと取られた身幅やリラックス感のあるシルエット、ポケットのディテールやら色々あるけど、一発で心を掴まれたのは、何よりこの色合いだった。

 

遠くから見れば、というかトータルで見たって落ち着いた雰囲気で合わせやすく着やすい色合い。

それを構成するのが実は、ブラウンとブルー、2色の組み合わせであったことにすごくグッときた。

 

暖色と寒色を組み合わせて、さりげなくも上品で、それでいて程よく個性のある1着を作り出すこのセンス。

個人的に薄手のカーディガンのペラッとした質感があんまり好きじゃないんだけど、これは程よく肉厚で暖かみのある生地。

 

コットンを95%に、カシミヤを5%混合。あくまでコットンがメインでありながらも、カシミヤも入ることでしっとりとした質感に。

crepusculeのカーディガンって鹿の子編みのざっくりとしたドライな質感のものが多いイメージだったし、個人的にそっちは僕にはまだ雰囲気的に余裕が足りず、少しカジュアルになりすぎると思ったから手を出してこなかった。

 

かといってウールのカーディガンもよくある感じになっちゃうから難しいと思ってたところ、たまたま出会ったこのカーディガンはシルエットはもちろんのこと、生地感から色合いに至るまで、色んなところが自分のツボにハマった。

 

crepusculeって調べる限りサイズ展開は2サイズ展開が多いみたいだけど、たまに「サイズ3」も見かける。

時期や商品によってサイズの展開が色々あるんだろうか。

 

今回手に入れたのは「サイズ2」

身幅はゆったり、袖丈は少し余裕があって溜まるくらい。

 

もう少しリラックス感を出して着るなら、さらにゆとりがあってもいいかなとは思うけど、サイズ感もジャストより少しゆったり、くらいで程よい感じ。

カーディガンってかっちりした雰囲気になりがちだから、サイズやら色合いやらにこだわって、程よくゆったりした感じで着ておきたい。

 

あとは個人的に、いちばん上のボタンを留めたとき、下に重なる側の生地が内側にねじれるこれ、カーディガンのちょっと気になるところ。

プルオーバーニットと比べてレイヤードも楽しめるし、程よいクラシックさと同時にリラックス感も出しやすいアイテムだと思うから重宝するけど。

 

今までの数少ないカーディガン着用経験のほどんどはこの、ねじれる生地問題にモヤモヤしてきたけど。

もはや仕方ないっていうか、よっぽど厚手の生地でもない限りは基本的にはそうなるのかもしれないね。

 

なんて最後はアイテム自体に苦情みたいなことを言っちゃったけど、crepusculeのこのカーディガンにはとっても満足。

洗濯機で洗ったりとかもサッとできちゃいそうだから、手入れも楽そうだしで長く使っていきたい1枚。

 

これを買ったセカンドストリートでは、ちょうど1年くらい前にWILD LIFE TAILORのモヘアカーディガンを迷った末に買い逃して後悔してた。

NIRVANAのカート・コバーンが着てたカーキっぽい色味のモヘアカーディガン。デザインソースはあれみたいで、ブランドでもわりかし人気があったみたい。

 

それを8,000円くらいで買える機会で、カーディガンもニットもスウェットも、ビッグシルエットは好きだけど、あまりにもオーバーなサイズ感は好きじゃないからって、少し大きめな作りのそれは敬遠してしまった。

 

だから後悔してたけど、同じ店舗で1年越しに良い買い物ができてよかった。

一見派手じゃないけど、作りのすごく丁寧な洋服。こういうのって実はいちばん長く活躍してくれるようなタイプだったりするし、きっと重宝すると思う。

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