UNIQLOのメガネってレンズ交換や調整もできる?メガネ屋店員の購入レビュー

眼鏡

発売前からSNSでバズってたUNIQLOのメガネ。

色んなバリエーションが出てるけど、うちいくつかがセールで500円にまで値下げされてた。

 

ので、買ってみた。ちなみに定価は1,990円くらいだったはず。

 

セールで500円。UNIQLOのメタルダブルブリッジサングラス

最近ではメガネってブランドモノなら4~5万円くらいはして高いけど、こちらは定価でも破格の1,990円。

そしてそれがセールでなんと500円に。

このモデルがSNSでバズってた気がするけど、サイズが大きいゆえに掛ける人を選んだのか、渋谷店にはそこそこ売れ残ってたように思う。

 

個人的には、ちょっと大きいけどハズしっぽく掛けるには決して悪くはないサイズ。

むしろメガネのトレンド的には少し大きめのサイズが人気だから、わりといいんじゃないかと思って買ってみた次第。

 

実は眼鏡屋だったりそうじゃなかったりするので、あのUNIQLOがこれだけ安く販売してるメガネにはちょっと興味があって。

せっかくなのでこのUNIQLOのメガネは掛け具合の調整やレンズ交換はできるのかなど、色々といじって試してみた。

 

なお、これから書く内容は全て僕が個人的に買った「メタルダブルブリッジ」モデルに限った話。

後述するけど、プラスチックタイプのフレームには共通しない部分もあるので要注意。

 

レンズの付け外しは可能。外すのは簡単だけど、入れるにはコツが必要

まずはレンズについて書いてみると、デフォルトで入ってるレンズを外すのは比較的簡単。

レンズの真ん中、それも上部分をレンズ裏側から両親指で少し力を入れて押してみると、それでパッと外すことができた。

 

レンズの側面にちょっとした凸があって、そこがフレームの凹溝にハマってるから、それを押して外すイメージ。

 

レンズ交換を前提とした、視力矯正器具としてのメガネのように、フレーム側にレンズを入れるための専用の溝がしっかりとある訳でもない。

 

ただ、だからといって他のレンズを入れることができない訳でもない。

交換をすると多少レンズがカタつく可能性はあれど、レンズを入れること自体は不可能ではない作りでは一応あって。

 

というのも、メガネのレンズを交換する場合って本来なら、フロント側の端っこにレンズ留めネジが付いてる。

そこをドライバーで開いてレンズを出し入れできる訳だけど、このフレームにはそれがない。

 

ゆえにレンズを交換する前提には作られておらず、出し入れはできるけど物理的にレンズをはめ込むしか方法がない。

プラスチックのフレームなら一般的な方法だけど、プラスチックのように専用のヒーターで温めて生地が柔らかくなる訳でもないメタルフレームでそれをやるのは少しハードルが高い。

 

一回外したレンズを自分で入れるとなると、理屈だけを言ってしまえばフレーム側の凹にレンズの凸を合わせてはめ込めばいいだけなんだけど、これがそこそこコツがいる。

試しに何度かレンズを出し入れはしてみたけど、レンズもそこそこピッタリに入ってる関係で、上手くやらないとレンズの端っこが欠けそうでヒヤッとした。

 

もしどうしてもレンズの反射が気になるなら、メガネ屋さんで反射防止コーティングの付いたレンズに替えてもらうこと。

もしくは、あんまりおすすめはしないけど、自分でレンズを外して使うことのどちらかが選択肢にはなると思う。

レンズを入れない状態で使ってるとフレームが型崩れする原因になる可能性もあるゆえに強くはおすすめできないけど、まあこの価格帯のメガネなら、って割り切っちゃうのもアリではある。

 

元々入ってるレンズはブルーライトカットやくもり止め機能が付いてるみたいでけっこう便利そう。

だけど、いかんせん反射して白光りするから、反射防止のコーティングが付いたレンズに変えてみたりすると、それだけでもちょっと高級感が増すかも。

 

ノーズパッドやテンプルを触って、掛け具合を調整することもある程度は可能

続いて掛け具合について。

そもそもフレームの幅もそこまで広くなかったり、パッドもシリコン素材のずれ落ちにくいものが使われてるのもあって、ある程度は調整せずとも掛けられるようにはなってるんだろうけども。

 

ただ、ノーズパッドを見てみると、根本の部分でフレーム本体と案外しっかり設置面を取って溶接されてた。

専用の工具を使ってパッドの向きや角度、開き具合を調整してみると、思ってたよりも動かせた。

 

ペンチみたいな形状をした、ノーズパッドを調整する専用の工具を使う必要はあるけども、その辺りは意外と問題なくできた。

上の写真もよく見ると、先端のシリコンパッドはネジで留められているので、もしパッドが取れたりしても再び取り付けたりもできそう。

 

この辺りの作りも思ってたよりもしっかりしててびっくりした。

ただ、こちらも価格帯的に掛け具合や実用性よりもあくまでファッションアイテムとしての一面が大きい商品だろうし、調整ができることを前提には作られていないかもしれない。

 

あるとき突然、根本からポロッとクリングスが取れても怖いから、ある程度の調整には留めておいた。

ただ、自分が思ってたよりは自由に動かせたので、これも破損のリスクを承知の上でだったらメガネ屋さんに調整を頼んでもいいかもしれない。

 

あとは耳に掛かるテンプルを縦に曲げて調整ができるかどうか。

これも実は、専用のヒーターを使って透明のプラスチック生地を柔らかくし、その上で実際に曲げてみた。

 

上の写真は曲げる前、買ったときそのままの左テンプル。

 

そしてこれが実際に曲げた右テンプル。

このモダンと呼ばれる部分のプラスチック、このフレームの場合どんな素材のものかは不明だけど、ひとまずアセテート生地のメガネフレームと同じような感覚で曲げて調整することができた。

 

ある程度はずれ落ちずに掛けられる仕様になってそうとはいえ、このモデルに関してはサイズが大きいこともあり、女性の方が掛けるなら調整をお願いしてもいいのかもしれない。

 

なお、フレーム幅も智元と呼ばれるこの辺りから詰めたり広げたりして、掛ける人の顔幅に沿わせることはある程度できそう。

僕の場合は逆にちょっとキツかったので少し広げてみたけど、今のところここからポキッといきそうな感覚はなかった。

 

調整のできないフレームは大抵の場合、こうやって少し幅を狭めに作ることでテンプルを耳に引っ掛けなくても、フレームで顔を挟むようにしてなんとなくは掛けられるように作られているんだろう。

 

ただ、このフレームに関しては結果的にノーズパッドもテンプルもフレーム幅も、調整しようと思えばできるような作りではあった。

 

顔周りの印象を大きく変える1本。ファッションアイテムとして購入するのは大いにアリ

見た感じや持ったときの軽さからして、少し安っぽさがあるところは若干否めないけども。

ただ変な話、それは僕が日常的にチタン素材を使ったメタルフレームやらに見慣れてるからなだけかもしれない。

 

そもそもの値段だって2,000円もしない訳だけど、それももはやセールで500円。

デフォルトのレンズだってブルーライトカットが付いてるし、ゆえになのかうっすらレンズもブルーっぽい色味が入ってて、クールで格好良さもある。

 

むしろ変な話、この価格帯で実用性を求めるのが野暮な話だとは思うし、ファッションアイテムとして手にいれるのは間違いなくアリだと思ってる。

この手のフレームは顔周りの印象を大きく変えてくれる。

 

いきなり高いメガネに手を出すよりも、デザインの効いたメガネなら尚更これくらいの価格帯から取り入れて挑戦してみるっていうのも素敵な選択肢。

これで500円なら、いや元々かなり安いけど、十分にアリだと思う。

 

今回は僕が買った「メタルダブルブリッジ」のメガネについてレンズ交換や調整が可能かを実際に触りながら書いてみた。

パッと見た感じだから断言はできないけど、この感じだとメタルフレームに関しては他のモデルにもこの記事と同じことが言えそうではある。

 

そしてそして、同価格帯でプラスチックタイプのフレームもリリースされてる。

こちらも恐らくレンズの交換はできそうではあるけども、掛け具合の調整は素材的に恐らく難しそうではあった。

 

長々と細かい話をなんだと思われているかもしれないし、そりゃあそうでもある。

ここで書いてきたことはあくまで実用性を求めるならの話であって、まあそもそもさっきも書いたけどこの価格帯のメガネにそれを求めるのも変な話かもしれない。

 

ただ、メガネが好きなので興味本位でどれくらい触れるのかを好奇心を持っていじってみたという話。

繰り返すようだけど、ファッションに取り入れるっていう意味でUNIQLOでメガネを選ぶなら、こんなにローコストでこんなに豊富な選択肢があることって、とってもすごいことだ。

 

服だけじゃなくて靴だったり、メガネまでも売ってたり。

UNIQLOってやっぱりすごいなと、改めて思い直したのだった。

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古着の古着図録

「古着の古着図録」は日本のブログ。個人的熱狂を信じて生きることをモットーとする運営者によって執筆される。タイトルと記事の内容に乖離が生じつつあるが、これは好奇心を大切に、高鳴るする気持ちに正直でいるべきという運営者の考え方を尊重した結果だとされている。

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