都会の冬を過ごす選択肢。アウターを抜群に暖かいものにして、インナーは比較的身軽にする。
もしくは、重ね着で寒さを凌ぐ。インナーにはニットやら保温性のあるものを着るのが基本になる。
前者は室内では身軽でいられるのがメリット。後者はライトアウターを冬まで着られる嬉しさなんかがある。
暖房の効いた室内にずっといるなら、前者の方が好みではある。基本的にはシャツ姿でいるけど、インナーには長袖Tシャツとヒートテックを着てたりとか、そんな感じ。
都会におけるアウターの選択肢。もっと寒い地域に比べて、もっこもこのダウンなんかを選ぶときっとオーバースペックだったりする。
12月頃には「あれ、冬って意外と寒くないんだっけ」とか思いながら、2月にもなると震えてるから悩みもの。
毎年必ずアウターを買い足す訳でもないけど、今年の冬は今のところ、秋頃に買って準備しておいた1着でわりと満足してるので記事にしてみる。
FREAK’S STOREのLEVEL7 PRIMALOFT JACKET

夏頃から、なんとなくLEVEL7ジャケットを探してた。
“LEVEL”っていうのは、詳しくない前提でざっくり書いてみると、軍隊における気候に合わせた重ね着システムがあって、それの7はそれの最上級。
調べる限り1はインナー、半袖Tシャツなんかもあって、3ならフリース、6になるとシェルジャケットがあったり。
これらを気候に合わせて組み合わせて重ね着をする、そんなシステムだそう。
その本物はある程度の値段はするから、レプリカだってもう少しタウンユース寄りに再構築されたものでいいかな、と思ってた。
もう少し生地が薄くたっていいし、軽くたっていいし。それでいて撥水性なんかもあったりしたら、まあ気にせずガシガシ着れていいかな、とか思ってたり。

そんな中で目に入ったのが、FREAK’S STOREが定番的にリリースしてるというLEVEL7のジャケット。
本物よりもちょっと薄くて軽いけど、中綿はPRIMALOFTを使った現代的な仕様。
PRIMALOFTはポリエステルだけど、ダウンばりに暖かい高機能素材。最初に実物を見たとき、なかなか軽いし思ってたより薄いから寒いんじゃないかと思ってたけど、着てみるとその心配は吹っ飛んでいった。
ディテールの再現はもちろん、圧倒的なまでの軽さと暖かさに脱帽

特に忠実なディテールの再現を欲してた訳じゃないけど、あんまり詳しくない僕としては、外面は本家とわりかしそっくりな気がしてる。
胸元のマジックテープ部分には、自分で何かしらワッペンやらを貼ったって楽しそう。

袖もマジックテープ仕様で、風の侵入を防ぎやすい。

裾もドローコードで絞れるので、風の強い日には活用できる。

首元にはPRIMALOFTの刺繍あり。膨らんだ首元にはマジックテープが隠されていて、そこにはフードが収納されてる。突然の雨にぴったりの、滅多に使わないけどきっと意外と便利なディテール。

二の腕から袖までかけてのパッチのようなディテールも。シンプルなデザインの中で、マジックテープやパッチのディテールがアクセントになってくれる。
この角度で見ると、ふっくらとした裾広がりなボックスシルエットが際立ってかわいい。

首元には柔らかさのあるサーマル風な生地が採用されていて肌触りがとってもいい。
暖かさもあって、ファスナーを閉めつつ襟を立てて着ると安心感がある。

左右にはガバッと開いて、新書なんかも余裕で入るような収納あり。実際には生地感が軽くてちょっと薄めだから入れたりしないだろうけど。
とは言っても基本はナイロン/ポリエステル。ぼちぼち耐久性もきっとある。

内側にもかなり大きなメッシュポケット。モバイルバッテリーやらハンカチやら、必要なものをガバッと入れて出かけられちゃう。

毎年のようにリリースされてるアイテムなだけあって、きっとそれぞれ微妙に仕様の違いはありそう。
FREAK’S STOREでもわりと人気のアイテムなだけあって、リサイクルショップなんかに行くとちょいちょい見かけることがある。
それらの品番をチェックしつつ、個人的な好みに当てはまるような、ペラッとしすぎていない品番のそれを無理のない範囲で探しつつターゲットを絞った。
かつ、サイズが合うもの (今回僕はLサイズを選んだ)を探してようやく手に入れた。
非常に軽くてストレスフリー。それでて暖かいから、今のところ都会の気温においてかなり活躍してくれてる。
大抵の場合は気に入ったものがあるとヘビロテしたり、なんなら色違いも欲しくなったりするけど。
これは同型の黒なんかも持ってたっていいかもと思うくらい。
これから1月2月と寒くなったとき、どれくらい活躍してくれるかが楽しみな1着。

