今年だったか去年だったかに休止してしまったブランド、iroquois。
学生の頃に憧れてたブランドなだけあって、それから何度か恵比寿の旗艦店で買い物をしたこともあった。
歴史も20年以上はあったはずだから、今では手に入らないものをオークションやフリマアプリで買ったりもして。
今でも色々持ってるけども、とはいえブランドが休止したこともあってあんまり買う機会もなくなってきたけども。
まだ数回しか履いてないけど、少し前に買ったミリタリーパンツが非常に手間の掛かる芸術品だなと思ってるので記事にしてみる。
古着のミリタリーパンツに刺繍を施す手間暇かかった一級品
iroquoisってミリタリーなテイストを得意としながら、繊細なニットを得意としていたり、そのクオリティーにはグッとくるものが多いブランド。
そのわりに中古相場が安いから、二次流通で買うこともけっこうあった。
このパンツもネットにて中古で買ったんだけど、おそらく10年以上は前のアイテム。
前後それぞれに温かみのある刺繍が施された、数あるリリースアイテムの中でも、個人的には名作だろうと思っている1本。
ボディに使われているのは70~80年代頃のベイカーパンツ
ボディは古着のミリタリーパンツ。あんまり詳しくはないけど、ベイカーパンツとか呼ばれる類のアイテムなんじゃないかな。
ファスナーにはSCOVILLが採用されている、70~80年代くらいの古着なんじゃないかと思う。
これとセットアップで着れるようなシャツも古着であるけど、古着ブームに伴って年々値上がりしてるイメージ。
「昔は安かったのに」とか少し思うけど、当たり前に時が経てば同じモノでも古くなっていくし、球数だって減っていくし。
冷静に考えればごくごく当たり前のことなんだけど、少しだけ寂しい気持ちになったり。
太番手の糸で施された数多の刺繍に温かみを感じる名作
フロントはポケットにもオレンジ系カラーでステッチのように施された刺繍が可愛い。
良ポケットには左右非対称の、サボテンと女性の後ろ姿が刺繍されている。
太もも付近には草のような刺繍デザイン。太めの糸を使ったボリューミーな雰囲気がキュート。
おそらく手刺繍なんじゃないかと思うけど、その温かみをより感じられる仕上がり。
右脛には黄色い家。
左脛には赤い家の刺繍。
それぞれのデザインを左右対称ではなく、変化を持たせてるのも飽きがこなくて良い。
後ろにはまた違ったデザインの刺繍が施された、これまた凝った作り。
こちらは左右共に統一したデザインが採用されているお陰で、全体を通して見たときにこってりしすぎない仕上がりに。
ポケットのフラップに赤と青の刺繍糸が施されてるのがすごく可愛い。
さっきから可愛いとばっかり書いてるけど、それしか出てこなくなるくらいには可愛い。
フロントに施された女性を模った刺繍や、バックポケットのサボテンから、どこかメキシカンな雰囲気も漂う。
これは正体不明の何か。メキシコの方にある何かなんだろうか。
正体不明の何か②
マフラーだったりするのか。
温かみのある雰囲気と、コーディネートのアクセントになってくれる刺繍デザイン。
トップスがシンプルな日に履いてみたりとかしてるから、色々試しながらもっと履きこなせるようになりたい1本。
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