スポーツアイテムならではの配色センスが光るadidasのヴィンテージトラックジャケット

古着の古着

いよいよ肌寒くなってきた。

黒とかアースカラーとか、地味な色の服ばっかり着るから、どうしても暗すぎる雰囲気になりがちな服装。

 

好みが固まってるのはいいことだけど、個人的にはそれで何年も来てるとつまらない。

ので、服を買うときは今までの自分じゃ選ばなさそうなものを選ぶように、ここ最近はしてる。

 

人から選んでもらうのもいいけど、それもなかなか難しい。

自分の琴線に触れる上で「少しだけ挑戦的かも」と思うものを選んでみる、背伸びするくらいのものを選んでみるのがコツなようにも思う。

 

ストレートに「これいいな」ってものを選ぶと「ああ、もう見るからに自分が着てそう」って感覚になる。

それは新鮮さも面白さもなくて、まあ普通に取り入れることができて馴染みすぎるから、すぐに飽きてしまったりする。

 

もう30年くらい生きてると、それじゃ予定調和すぎて面白くない。

ちょっと冒険するくらいの方がいい年齢なんだと思う。

 

adidasのヴィンテージトラックジャケット

なんかナイロンやらポリエステルのジャケットが欲しいなと思ってネットサーフィンしてたら見つけたこれ。

スポーティーで普段のコーディネートにアクセントを与えてくれる色合いかつ、派手すぎて取り入れられない、ってこともないもの。

 

この手のアイテムならではの色使いを求めてたところ、この1枚がなんだかグッときて。

あくまで同色系でまとめた控えめな配色はもちろん、何より色の切り替えにおける圧倒的なセンスを感じる。かっこいい。

 

それなりに使用感があってクタッとしてるけど、まあ安かったしいいでしょうって感じで。

調べた限りだけど年代も80-90年代頃のものっぽかった。

 

パッと見、素材の表記はないように思うけど、恐らくポリエステルな気がしてる。

台湾製、銀ロゴとか呼ぶのかなっていうトレフォイルロゴのブランドネーム。

 

内タグにもトレフォイルロゴと各国のサイズ対応表

今は全体的に古着ブームなのもあってか、この手のアイテムもやけに高騰してる。

実際にこれも1-2万円代でもちらほら見かけて。

 

シンプルに古着って古くて希少なものは高くなっていくし、実際に僕が学生時代に1万円で買ってた古着だって、上の世代の人からしたら「俺が学生の頃は3,000円で買ってたよ」とか、そういう話なんだろうし。

 

球数が少なくなっていけば自然な話なんだと思う。ただ過剰に評価されすぎてたり、ただ流行に乗って高く売ってるだけのお店もありそうだから気をつけたい。

ということでこのジャケットは、画像検索という技術の恩恵を受けて4,000円くらいで買ったもの。

そんな記事も今度、どっかとタイミングで書いてみようかな。

 

話が逸れたので戻します。胸元には消えかけのトレフォイル、と呼ばれる形のロゴ。

消えかけじゃなくて残ってるものを探すと、やっぱり値段も高くなっていきますね。

 

そしてこの配色の切り替えが見事でかっこいい。

ネイビーを基調にしながら、水色と白を取り入れたカラーリング。

 

水色の太いラインが肩から脇下へかけてゆるやかに伸びてる感じとか、同じく水色が袖下にもポイントで使われてるところとか。

こういう配色センスに感動する。ナイロンやポリエステル素材の鮮やかな発色と、そもそもがスポーツアイテムだからこその部分というか。

 

背中には白のラインが横一直線に。肩から脇下へかけてのラインは後ろも同様。

そしてあんまり使うことはなさそうだけど、首元の白いラインにはファスナーが隠れてて、折りたたんでフードが収納されてる。

 

特段派手なことはせず、色使いも3色のみだから合わせやすい。

羽織ればコーディネートに絶妙な抜け感をプラスしてくれるのは、こんなにもいい配色のおかげ。

 

XLサイズだからこそのゆったりめの身幅に、短めの着丈は本来スポーツ用アイテムだからこそ。

アースカラーの多い普段のコーディネートにもスッと取り入れられる1枚。

あんまりカッチリした服装に合わせると体育教師みたくなりそうだから、そこだけ気をつけて引き続き愛用していきたいところ。

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