なんだったか、本当になんだったか覚えてないけど、ふとしたことでフランス軍のレザーフライトジャケットに興味を持った。
その前はドイツ軍のそれに興味を持った。そっちのカジュアルに着れる感じもいいけど、たぶんそれを調べていくうちに関連してフランス軍のそれが出てきたんだと思う。
小さく控えめな襟。真っ黒じゃなくグレーに近い優しい色合い。どうやら革もそんなに硬くないみたいで、ハードさのないレザージャケット。
ドイツ軍のそれは今までにも何度か写真だったり、実物でも見たことはあったけど、フランス軍のそれは今年に入るまでその存在を知らなかった。
探してみるとぼちぼち希少性が高いらしく、ドイツ軍のそれほどは出てこないらしい。
そうなると値段もぼちぼちするんだろうなとか、その上でサイズが合うのを探すのも大変なんだろうなとか色々思った。
実際、ヤフオクやら古着屋さんやらの相場を色々調べてみると、だいたい安くて3万円台、高いと5万円台くらいで販売されてることが多いようだった。
そもそもレザーってあんまり着てこなかったし、実物を見ないうちには、とか思ってた。あと、その見た目や仕様も年代によってぼちぼち変わってるようだった。
好みの色合いや仕様でサイズも合って、状態も良くてってなると、それに出会うのはなかなかハードルが高そう。あと、出会っても値段が高そう。
とか思いながらネットサーフィンしてたら、地方のトレファクにそれが転がってるのを見つけた。状態もすごくいいって訳じゃなさそうだけど、値段はアンダー2万円。
普段からレザーを着る訳じゃない身としては、これくらいの金額ならまあ手を伸ばせるかなと思って詳細を見てみると、サイズ感もかなり良さそうで。
しばらく迷ったけど、これはまあ買っておこうってことで手に入れた。
情報求む。詳細不明のフランス軍フライトレザージャケット

左胸にあるフラップ付きのマジックテープ式ポケットや、左袖に付いた丸みのあるポケット。
何よりやや丸みのあるシルエットと、ややグレーっぽい優しい色合い。
それら全てが相まって、パッと想像するレザージャケットとは全く違う雰囲気。上品で優しいそれは、普段からレザーをほぼ着ない僕でもハードルを下げて取り入れられる。

短くて可愛らしい襟。真っ黒じゃなく、ややグレーっぽい色合いの革、ツヤの感じがまたかっこいい。

横から見ても、やや身幅広めのぽてっとしたシルエットもまたかわいい。

脇下には穴が空いてる。これは通気性を取り入れるためなのか。

裾にはゴムが入ってて、身幅をキュッと窄めてる。これがちょっとボックスっぽいシルエットを形成してる。

胸ポケットはフラップ付き。これは実はマジックテープ式になってる。

袖に付いた丸みのあるポケットが最大の特徴。ここが丸っぽいだけでも、レザージャケットが持つ硬派な感じをだいぶ和らげてくれる。

ECLAIRジップ、これはフランス軍のフライトジャケットによく採用されてたものらしい。

内側にはちょっとした小物が入るポケット。こういうポケットって意外と使うから好き。

フロントファスナーはどうやら2本とも持ち手が破損してて、前の持ち主さんが持ち手としてキーリングを付けた模様。
これは下の持ち手も根本から切って、2本ともゴールドのキーリングに替えたいとは思ってるけど、意外と厚みの合うそれが見つからない。

ファスナーを通す根元の部分は、レザーに縫い付けてある側が破れかけて弱ってたから、乾いてもぐにっとなるタイプの接着剤で補強。
補強前だとファスナーを通すときに根元がぐにぐに動いちゃって閉めづらかったけど、接着剤を付けることでいくらか閉めやすくなった。

裏地はキルティング。
フランス軍のフライトジャケットをあれこれ調べて、色んな仕様があるみたいだけど、裏地がキルティングのタイプは見たことがなかった。
その種類も色々あるみたいだけど、これは果たしていつだかの正規軍モノなのか、はたまた似せたレプリカやら民間モノなのか。
どこにもタグやら品質表記がないからヒントがない。右袖に付いてるポケットのそれがECLAIRジップってことくらいしか。
本来の軍モノは、なんだったかの袋を収納できるファスナー付きポケットが内側にあるらしいけど、それもない。

背面にもいくらかラインが入ってるけど、これも調べた限りはあんまり出てこなかった。
ただ、こうやって後ろから見ても、やっぱり少し身幅が広めで丸っこいシルエットがとてもかわいい。今っぽさのあるシルエットだから、全く古くならずに着れてる。

あと、軍モノの場合は袖にもリブが付いてるらしいけど、僕が買ったこれは付いてない。
まあ、これが軍モノなのか民間品なのかは分からないし、どっちでもいいっちゃいいんだけど。
とりあえずサイズがドンズバで、シルエットが可愛らしいのがとにかくいい。
ネットで買ったから、写真を見る限りは皮もシープレザーみたく柔らかいのかなと思ったけど、実物はそこまでトロッとした感じでもない。
これは何なんだろう。一応牛革なのかなとは思ってみてるけど。
まあ、こういう正体の分からなさがロマンというか、レギュラー古着の面白さみたいなところはありますよね。
正確な正体は不明だけど、すごく気に入ってる1着。


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