調光レンズは夏より冬の方が圧倒的におすすめ。度付き調光ユーザーとして解説する

小話

最近、JINSがよくテレビCMで調光レンズを打ち出してる。

今でこそ何本かメガネを持ってるけど、それまでは僕も調光レンズって何だか知らなかった。

それどころか存在すらも知らなかったと思う。

 

簡単に説明すると、その日の紫外線量や気温に応じてレンズカラーが変わるのが調光レンズ。

それともうひとつ、紫外線だけじゃなくて可視光線にも反応して色が変わるのが可視光調光レンズ。

 

どっちも普段は透明だけど、条件に応じて色が変わるという優れもの。

調光レンズは紫外線に反応するから、室内や車の中など、UVカットの施されたガラス越しだったりすると色が変わらない。

 

対して可視光調光レンズは、そういった環境下でも色が変わる作りなので、車の運転が多かったりするなら使い勝手がいいとのこと。

便利そうだけど、例えばデスクワークで、窓際の席にいたりするとそれでも色が付くらしいから、それは少しデメリットかも。

 

なので、どういう状況下で使うのかを主に考えて選ぶのがいいと思う。

個人的には、あんまりしないけど運転をするときには別で持ってる度付きのサングラスを使うから、一般的な調光レンズしか使ったことがない。

 

初めて調光レンズのメガネを作ってからおよそ2年半。使ってみて圧倒的に便利だなと思ったので記事にしてみる。

 

1本でメガネとサングラスを兼任する調光レンズは度付きだと便利さ倍増

屋内: 通常のクリアレンズと見た目はほぼ同じ

普段から度付きのメガネを使ってる身としては、調光レンズは超便利。

なんせ掛けてるだけで勝手に色が変わってくれるから、メガネを掛けながらサングラスを携帯する必要がなくなるから。

 

調光レンズは掛けてると、気温と紫外線量に応じてじんわりとレンズの色が変わる。

そのスピードは側から見てるとけっこう早いけど、掛けてる身としては「気付かないうちに変わってる」って感覚。

 

調光レンズのバリエーションは何色かあるけど、僕はグレー、グリーン、ブラウンの3色を持ってる。

ブラウンだけ、はっと気付くと視界がややセピア色に変わってるから分かりやすいけど、グレーとグリーンはほとんど気付かないくらいには自然な掛け具合。

 

メガネを外してみて初めて「今日ってこんなに眩しかったんだ」と感じるくらいには自然なので弊害とかも全くない。

 

サングラスに憧れる気持ちもあるんだけど、やっぱり眩しさを防ぐ用途で使うとなるとしっかり濃いカラーレンズを選ぶのがいい。

 

そうすると、掛けるシチュエーションってあんまりない。

それに出先でいちいちメガネケースから出して、それまで掛けてたメガネを拭いて、サングラスに掛け替えるって動作もちょっと面倒臭い。

 

度付きのサングラスだとレンズ代が高くなるけど、度付きじゃないならサングラスを使いたい日はコンタクトを入れるって話になる。

とかとか、色々考えると面倒だなって思っちゃう。それにサングラスを掛けてる自分に見慣れてない部分があるからか少しだけ抵抗があって、結局あんまり掛けなかったりする。

 

対して調光レンズなら前述の通り勝手に色が変わるから、なんとなく最初からサングラスを掛けるのに比べて抵抗がない。

必需品に色の変わる機能がプラスされた、ってくらいの感覚。

レンズ代も調光オプションって意外と5~6,000円くらいでプラスできたりするから、メガネとサングラスを2本買うより圧倒的に安く済む。

 

調光レンズのカラーは夏より冬の方が濃くなる

サングラスといえば夏のイメージだけど、調光レンズの場合は実は夏より冬の方が濃く色付くという特徴がある。

レンズに使われてる、紫外線に反応する素材が、気温が高いと結合しにくいっていうのが理由らしい。

 

夏は大体ミドルカラー (濃度60%前後くらい)に

レンズの濃度をライトカラー、ミドルカラー、ダークカラーと三段階で分けるとしたら、夏冬どちらもカラッとよく晴れた日を前提として、夏はミドルカラー、冬はダークカラーって感じになる。

ミドルカラーだと目がうっすら透けて見えるくらい。ダークカラーは、ほんのわずかに透けて見えるくらい。

 

上の写真で大体、夏のミドルカラーくらいの印象。ちなみにレンズカラーはブラウン。

撮影の環境上、両レンズ共に縁が影になってる影響で色付きが弱いけど、実際に掛けていれば満遍なく色が変わる。

 

調光レンズが本気を出す冬はダークカラー(濃度75%くらい)に

個人的には、冬の方が太陽の位置が低いゆえに眩しく感じることが多い気がするので、それでもいいと思ってる。

上の写真は変な向きから撮ったものだけど、実物に近い色合いがより分かりやすかったので採用。

調光レンズがより本気を出す時期だからか、冬の方が調光レンズを入れたメガネを掛けたい気持ちになる。

 

ちなみにいつの季節でも雨やくもりの日には大体ライトカラーに留まることが多い印象。

 

レンズ寿命は3年〜と聞くけど2年半使っても未だ衰えなし

調光レンズの寿命は3年前後って、いくつかのお店で聞いたり調べたりしたことがある。

けど、僕が持ってるいちばん古い調光レンズはかれこれ2年半くらい使ってるけど、まだ特に劣化を感じたりしたことはない。

 

それくらい使うと色の変わる速度が落ちるって聞いたことがある。

まだ実際に体感はしてないから具体的には言えないけど、褪色の速度が落ちたりしても個人的にはそんなに大きな問題じゃなさそうだなとは思う。

 

ただ、調光レンズって他のレンズと違って傷防止のコーティングを併用できなかったり、レンズに傷が付くとそこだけ色が変わらなくなるらしい。

落としたりしない限りはそうそう深い傷は入らないよう大切に扱ってはいるけど、そこだけ注意しないといけないところ。

 

濃度を選べないレンズではあるけど、それでも利便性は圧倒的

前述の通り調光レンズはその日の気温や紫外線量に応じて自動的に色が変わる仕組みなので、当たり前だけど自分じゃ濃度は選べない。

ミドルカラーやダークカラーのサングラスはあんまり掛けないから良いけど、ライトカラーレンズの入ったメガネには憧れがある。

 

ということで、元々ライトカラーが付いてる調光レンズがあったらより良いなって理想はあるけども。

室内でも掛けていられるくらいのライトカラーで、外に出たらサングラスになるって言うのはかなり理想的。

 

あとはやっぱり、夏になると色の変化が少し控えめになるところも解消されたら。

調光レンズ自体、既に人気は高いと思うけど、その辺りが改良されたら、個人的には度付きのサングラス自体をほとんど買わなくなるんじゃないかと思う。

 

度なしのサングラスってレンズが白っぽく反射するけど、度付きだと大抵の場合は反射防止コーティングがデフォルトで付いてくる。

調光レンズも例に漏れずなので、色が変わってもレンズの反射がない分、度なしよりも目が透けて見えやすいってところも、サングラスをイメージして作ると「何か違う」ってなりがちなところ。

 

透明のときは反射防止コーティングが生きて、色付くとそれが取れるみたいな、ちょっと近未来的すぎるかもだけど、そういうのも出てきたら面白そう。

 

いずれにしても夏はもちろんのこと、調光レンズがより本気を出す冬こそ実はかなりおすすめ。

特に度付きだとかなーり便利だから、ぜひ使ってこの快適さを体感してみて欲しい。

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