MERRELL「MOAB3」をレビュー。サイズ感や「SYNTHETIC」との違いも解説

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フジロックに向けてトレッキングシューズが欲しいと思ってたところ。

ずっと前から思ってたけど、どれがいいか、そもそも本当に必要かを考えてたら当日までギリギリになった。

 

天気が変わりやすく、地面もゴツゴツした山道を歩くのに、最初は手持ちのdanner「WRAPTOP LIGHT」でもいいかなって思ってた。

まあある程度の雨なら凌げる作り。ただ、いかんせんソールがペラペラで、石を踏んだりするとその感覚がわりとはっきり分かるくらい。

 

ゆえにインソールを良いものにカスタムして履けばいいかなと思ってたけど、やっぱり少し物足りない気持ちもあって。

雨をしっかり防げるもの、かつ長時間歩いても疲れにくいような作りのトレッキングシューズを探してた。

 

その上で、できればそんなに値段も高くなくて、デザインも気に入るもの。

もっと言えば普段使いも普通にできるような、ハイテクすぎないデザインのそれがあったらいいなと思ってて。

 

けっこう色々、時間をかけて探したけど、ようやく理想的なそれが見つかった。

MERRELLの定番シリーズ「MOAB 3 GORE-TEX」を手に入れた。

 

2万円台で買えるGORE-TEXのトレッキングシューズ、MERRELL「MOAB 3 GORE-TEX」

GORE-TEXに特段こだわった訳じゃないけど、いや、そうであるに越したことはないけど。

それでいて税込み22,000円で買えるトレッキングシューズってそうそうない。

 

最近ジワジワと人気を伸ばしてるMERRELL、デザインもいい上にけっこう良心的な価格帯。

 

まるでそっくりなモデル「MOAB 3 SYNTHETIC」との違い

先に書いておくと、今回記事にした「MOAB 3 GORE-TEX」と非常にそっくりなモデルに「MOAB 3 SYNTHETIC」がある。

この2モデル、前者は22,000円で後者は18,700円。

 

どっちもGORE-TEX仕様でデザインもそっくりだから違いが分からなかったけど、店員さんに聞くとその違いは「使ってる素材の違い”のみ”」なんだそう。

22,000円するMOAB 3 GORE-TEXはスウェードレザー。MOAB 3 SYNTHETICは合革素材とのことで、違いはそれだけ。

 

店員さん曰く「要は雰囲気代です」とのことだった。機能は完全に同じだから、どっちの素材の方が好きか。

値段も違うから予算に合わせて選ぶにしたっていいくらいかもしれない。

 

個人的には、数ヶ月前に初めて見たときにはMOAB 3 GORE-TEXの方が好きで、その数ヶ月後に見たときにはMOAB 3 SYNTHETICに心を奪われた。

結局ずっと決めきれなくて、最終的には重厚感のあるMOAB 3 GORE-TEXに決めた。

 

MOAB 3 SYNTHETICの方も、砂や泥が付いてもケアがしやすそうだったり、素材的にも都会的な雰囲気がかっこよくて捨てがたかったけど。

ちなみにMOAB 3 GORE-TEXの方は、どこでも売ってる訳ではなくて直営店限定らしい。

 

とはいえABC-MARTでも見た気がするけど、それは気のせいだったのかなんだろう。

 

あとは、ロゴマークがオレンジになってるのが違いらしい。

SYNTHETICの方はロゴマークまで黒くて統一感のある仕上がり。

僕が買ったこっちはオレンジで、それがアクセントにもなってる。

 

トレッキングシューズとしてはもちろん、普段使いにも向いた都会的なデザイン

トレッキングシューズを買おうと思うとどうしても、普段使いするには少しデザインが馴染まなかったりするものも多い。

アウトドアブランドならではの洗練されたというか、シャープなあのデザイン。

 

それをあえて外しっぽく履くお洒落な人もいるけど、僕は服装的にそういうタイプでもなくて。

せっかくある程度のお金を出して買う訳だから、フジロック専用にするのは少しもったいない。

 

本当に普通のカジュアルファッションにもさりげなく落とし込めるデザインであることを考えたとき、MERRELLのMOAB 3は本当に勝手がよかった。

 

メッシュとスウェードレザーで切り替えられたデザイン。

太くて丸みのある靴紐をシューホールじゃなくて紐みたいなデザインのそれに通す感じは、NIKEのAIR MAX 95とかに通じるところがある。

 

シューズ内側にはブランドの刻印とVibramソールの表記が。

 

フジロックでハードに使ったからか、かかと付近の少し白っぽくなってるところは恐らく毛が抜けちゃってるように思える。

買ったばっかりだかちょっと悲しいけども。

 

スウェードレザーって雰囲気はあるけど、そういうデメリットもあるにはある。

素材に関してはそんなに詳しくないけど、個人的には耐久性で考えると案外合皮のSYNTHETICに軍配が上がるんじゃないかとか思ったり。

 

外側にはブランドロゴ等がなく、あまり主張の強くない仕上がり。

個人的にはあんまりブランドの主張が強かったりしても好きじゃないから、こうやってロゴを内側に配する感じもいいなと思う。

 

メッシュ生地とスウェードレザーだけじゃなくて、不織布みたいな素材 (多分違うけど)を挟んでたりするのも少しアクセントになってて、いい。

ソールの隆々としたデザインもボリュームがあってかっこいい。

 

頑丈なVibramソールはちょっとやそっとじゃ削れなさそう。

石のゴロゴロ転がった、また雨が降ってぬかるんだそこを歩いていても、このソールが地面をしっかり掴んでくれるお陰で滑ったりもしなかった。

 

歩くたびにしっかりと地面をキャッチしてくれてる感覚があったから、長時間歩いても圧倒的に疲れにくかったように思う。

なんというか、ソールが圧倒的にぎっしりしてる感じが、地面を踏むたびに足へ伝わってきた。圧倒的な安心感がそこにはあった。

 

GORE-TEXを採用した雨にも強いトレッキングシューズ

トレッキングシューズとしてのグリップ力や地面を踏み締めたときの安心感はもちろん、このMOAB 3はGORE-TEXも搭載してる。

GORE-TEXを搭載したウェアとかシューズって、それだけでなかなか値段の跳ね上がる。

 

対してMERRELLのMOAB 3はGORE-TEXを搭載しながら22,000円という圧倒的に良心的な価格帯。

これもフェイクレザーのタイプを選んでこの値段だけど、合皮のSYNTHETICなら18,700円。

20,000円を切る価格帯でちゃんとしたブランドのもの、それでいてデザインもしっかり格好良くてGORE-TEX。

 

なかなかないくらいには圧倒的に良いコスパを持つシューズ。

普段使いはもちろんのこと、フジロックに行くときやら山道やらでもガンガン使っていきたい。

 

サイズ感はやや小さめ。ハーフサイズアップでちょうどいいけど、試し履きがおすすめ

そして悩めるサイズ感。個人的にもMERRELLは初挑戦だったから、サイズ感は全く未知だった。

結果から書くと、サイズ感は気持ち小さめだから、僕の場合は普段履いてる他の靴よりもハーフサイズアップして選んだ。

 

サイズ感が小さめっていうのはブランドの特性なのか、はたまたGORE-TEXシューズならではの、シューズ内側に生地を張る都合上なのかは分からない。

ただ、普段はadidasのSAMVAやReebokでは全般的に29.0cmを選ぶ僕が、MOAB3は29.5cmを選んだ。

 

30cmまで行くとさすがに大きすぎる感覚と、足の甲部分に余裕が出すぎる感じが少しあった。

29.5cmで中くらい〜厚めの靴下を履いて、沢山歩いて足が浮腫むことも考えてみるとちょうど良さそうな感覚があった。

 

これで3日間わりとハードに履いても、サイズが大きいと感じることもなければ、夕方頃になって窮屈に感じることもなかったので正解だった気がする。

 

2万円台でGORE-TEX。デザインもかっこいい良心的なトレッキングシューズ

繰り返しになるけど、色々探した中でも2万円台でGORE-TEX仕様、それでいてデザインもかっこいいトレッキングシューズってあんまりない。

コスパ、機能性、デザイン性の3拍子が揃ったMERRELLのトレッキングシューズ、MOAB3。これはけっこうおすすめです。

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「古着の古着図録」は日本のブログ。個人的熱狂を信じて生きることをモットーとする運営者によって執筆される。タイトルと記事の内容に乖離が生じつつあるが、これは好奇心を大切に、高鳴るする気持ちに正直でいるべきという運営者の考え方を尊重した結果だとされている。

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