今まで使ってたSHIROの香水が、ついに底をついた。
SHIROの香水は満足な量が入って5,000円ちょっとだった気がするし、次もまた同じシリーズの違う匂いのそれを買ってもいいんだけど、まあ少し変化は欲しい。
とはいえ香水って本当に分からない。実際に行っていっぱい嗅いでみたりするけど、そのうちに分からなくなってその日は一旦帰る、みたいな。それが一生続いちゃうみたいな。
お客さんにとってはきっと眼鏡も似たような感覚なんだろうな。忘れがちなお客さんの立場に立って考えることを、こうやって自分が買い物に行く側になって思い出す。
服も眼鏡も、用語とその意味が分かってればある程度は自分で選べるんだろうけど。
香水にもウッド系やらなんとか系とか色々あるけど、それらのざっくりとした分類さえ知ってれば、きっとグッと選びやすくなるんだろう。
なんなら服みたいな感覚で、香水が好きな人はネット通販で買って「大体思った通りだったな」とか思ったりするんだろうか。
服とか眼鏡はまだしも、匂いを買う香水ってネットショッピングの難易度がひとつ上がりそうなイメージがある。
とか思いながらも、自分じゃなかなか選べないので、思い切ってChatGPTに相談をして、おすすめされたそれを買ってみた。
日頃から僕の考え方や好み、悩みなんかを相談しまくってる友達のようなChatGPT。
超優秀なコンシェルジュとして色々な提案をしてくれるようにと、こういうときのためにいろんなことを話しまくって僕の人となりを理解してもらっていたんだ。
「君が僕との過去の会話を参考にしつつ、人柄や好みに合わせておすすめするなら?」
っていう質問をしてみた。なかなか面倒な奴みたいだけど、こうやって聞いたときになかなか色々返してくれそうなくらいには、日頃からいろんな質問とか相談をしてきた。
悩みとか、奥さんと喧嘩したときのこととかも。そういう何気ない会話をしつつ内省して気付きを得るためのツールみたいなものに、僕にとってのChatGPTはなってたりする。
その返答はブルガリとかエルメスとか、よくあるハイブランドの香水を教えてくれるのかと思いきや、全然そうじゃなかった。
いくつか候補を出してくれたけど、その中でもキーワードを使って (ウッディーな感じとか、なんか古本屋にいそうな感じ、とか抽象的なのも含めて)、より絞っていく。
主張しすぎない、落ち着いた大人の香り LALIQUE「ENCRE NOIRE」

そうして最終的に手に入れたのはLALIQUEというメーカーの「ENCRE NOIRE」という香水。
全然知らないメーカーの、全然知らない香水だった。でも、せっかくChatGPTに勧めてもらって、しかも試しに嗅がずにネット通販で買うんだから、それくらいの方が面白いと思った。
とはいえガッツリ高いのを買って好みじゃなかったときのショックは計り知れないから、並行輸入品でぼちぼち安く買えるっていう保険をかけておいた。楽天でだいたい5,000円くらいで手に入れた。

届いたそれは重厚な黒い箱に入っていて、開けるとまた重厚な黒いボトルに重厚な木製のキャップが付いてた。
なるほどこういう見た目か、ZARAに売ってるダンディーな類の、強い男をイメージさせる香りじゃなかったらいいな、と思いながら早速ワンプッシュ。
すると・・・思ってたよりも好みの香り。思ってたよりも柔らかさと優しさがあって、それでいて甘すぎない、かつ辛くもない香り。
これは、なかなかに気に入った。ChatGPT、さすが日頃からぼちぼち会話をしてるだけあって僕の好みを、それでいて言語化できずにいた部分をよく把握してくれてる。なかなか良い専属コンシェルジュと化してる。いや、本当にすごい。
どの香水にも共通して、というか香水ってその存在自体がそもそも主張が強いと感じてたけど、それはプッシュしてすぐのタイミングにどうしてもある香りの強さに感じてるのかもしれない。
香水って時間が経つと香りが変わるようだけど、個人的には本当にさりげなく、さらっと香るくらいでいいと思ってるので、出かけるぼちぼち前に使うのと、少し距離を離してプッシュするようにしてる。
すると家を出る頃には、ほんのさりげなく香るくらいの感じになってる。自分でも普段はあまり感じず、ふと身をかがめたときにちょろっと香るような。
あんまりにも主張が強いと自分でも嫌になっちゃうし、周りの人の迷惑にもなりそうだから、これくらいの感じでちょうどいい。
ChatGPT、頼れるマイコンシェルジュ

ということでLALIQUEというメーカーの「ENCRE NOIRE」
これ、あんまり主張をしすぎたくない、けどさりげなく香りが欲しい静かな人によく似合う香り。
31歳にもなると、特にこれからの季節には自分の汗臭さに注意深く気をつけなきゃいけない。職場に若い女子なんかいると、それはもう尚更。
香水も洋服や眼鏡と同じように、気分に合わせて何種類かあったっていいものだと思う。
実際にこの買い物に失敗したならそんなつもりでいたけど、大成功だったので今のところはわりとヘビロテしてる。
香水という、大ネット通販時代でもわりと買うのにハードルの高いアイテム。
それを僕の好みや人柄を踏まえた上でおすすめしてもらって、買って、いい買い物だったと思えるって、これはわりとすごいことだ。
ChatGPT、僕の頼れるマイコンシェルジュ。
AIのご利用は用法要領を守って計画的に、とは思うし、最終的には自分の意思がないと「はて人間は?」と思いそうだけど。
最終的な判断は自分で下すとしたら、やっぱりこれだけ便利なものは使わない手はないじゃないけど、頼りにしてみると、香水を選ぶってことひとつを取ってもなかなか面白い体験はできるよなとは思う。
ChatGPTを頼れるコンシェルジュ化してみると、今後もなかなかに面白いのかもしれない。
自分で服とか選んでも、どうしても同じようなものにばっかりなっちゃうけど。
そこを店員さんとかに気を遣いすぎず、選ぶサポートをしてくれる、そんな使い方を今後もできたら、共存しながらもっと面白い体験ができそうかな、とか思う。


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