冬はもういいぜ。少しずつ春の気配を感じて元気になってきたけど、今週末は東京じゃ雪が降るみたいな話もあって。
相変わらず無意識のうちにアースカラーコーデに落ち着く冬。その反動で明るい色の服が欲しくなる今の時期。
池袋のセカンドストリートに行ったとき、店先のマネキンが羽織ってて、入った瞬間にビビッときたそれ。
いやあ、僕にはちょっと派手すぎるんじゃ、とか思ったけど、羽織ってみると案外悪くない。
たまにはちょっと挑戦したっていいんじゃないの、と思って買ってみた。
鮮やかだけど深みのあるオレンジが綺麗なスウェーデン軍のスノーパーカー
スウェーデン軍のスノーパーカー。
このアイテムってそこまで古いものじゃないからか、数が多いからなのか、比較的レギュラー古着的な価格帯で売られてることが多い気がする。
白いそれを後染めしてたりとか、そういう加工を施して売ってる古着屋さんとかもちょいちょい見かける。
今回買ったこれ、年代は分からない。でも、そこまで古そうな感じもしなくて、古くても90年代くらいなんじゃないかと思う。
1万円しないくらいで買ったと思う。当たり前だけど、古着って年数が経つほど球数も減るし古くなる。
だから値段が上がっていくのは当たり前で、当たり前にこれも10年後とかには今より高くなってると思う。
当たり前すぎることを言ってるけど、それでも「10年前はもっと安かった」って、どの服に対しても永遠に思い続けていくんだろうなって。
C54って書いてあるけど、M62って調べても同じような形のものが出てくる。
程よい厚みの1枚生地だから春先のライトアウターにはいい感じ。
内側にもシルクスクリーンか何かで品番らしきものが書いてある。
この手のアイテムはけっこう大きめサイズが多い印象で、ガバッと雑に着てもシルエットがサマになってくれるからいい感じ。
正面はもちろんだけど、身幅の広いアイテムが持つ、横から見たときの裾へ向けて広がったバルーンっぽいシルエットが好き。
がっぽり大きめのフードが付いたボリューム感のある仕様。
滅多に被らないだろうけど、やっぱりフードが付いてるとシルエット的にもアクセントになってくれる。
パーカーってフードは傘を持ってないけど雨を一時的に凌ぐときくらいしか被らない。
洗濯してもフード裏が乾きづらくて時間がかかったりとか、アウトドアウェアでもない限りはそんなに実用性がないと思ってる。
けど、そこはファッション的な面が大きいというか。やっぱりフードっていうのはリラックス感のあるシルエットを演出するのに一役買ってくれるんですかね。
そのフードにはドローコード。オレンジに合わせるなら白しかないだろうって感じだけど、色のコントラストがはっきりしてるから程よいアクセントに。
そしてそれは身頃にも。これで身幅をキュッと絞れる仕様。
シルエットにメリハリをつけたり、寒いときにできるだけ空気をアウターの内側に入れないようにするための工夫にもなるかも。
ボタンも同じく白。このボタンが何だか良い意味でチープで愛らしい。
ツヤっとした軽い質感で、安い囲碁の石みたいな可愛らしさがある。
そしてそれはポケットにも。
サイズはけっこう大きく、それゆえ体の横にまでぐるっと来そうなバランス。
波打ったフラップも可愛らしい。
袖はベルト?が付いていて、留めるボタンによって袖を絞れる仕様。
けっこう大きめのサイズ感だから、場合によってはだらっとしすぎないように袖は絞ってもいいかも。
古い服にたまに付いてる、裾のベルト的なやつ。
これは同じく裾、手前に付いてるボタンに股を通して留めるためのもの、だった気が確かしてる。
昔、BELSTAFFの古いアノラックパーカーを買ったときにもこれが付いてた。
バイクに乗ったりとかしたとき、裾が捲れ上がったりとかして邪魔にならないように、ってベルトだった気がしてる。
全くもって正確な情報じゃないし調べてないから、話半分くらいで読んで欲しい。
マネキンに着せてみるとこんな感じ。着丈はかなり長めのバランス。
身幅の広いビッグシルエットの服って、横から見たときのふわっと広がったシルエットがすごく好き。
裾広がりなバルーンシルエットというか。そういうのがとにかく好みで。
って言いつつ、マネキンだと少しそれが伝わりにくいけど。
後ろから見るとこのシルエット。こっちの方がただ大きいだけじゃなくて、丸みとボリューム感のある形が伝わりやすいかも。
背中の中心にタックのようなものが入った、生地をたっぷり使った作り。
これがゆったりしたシルエットを作り出しているよう。
アースカラーばっかりなあ自分のコーディネートに、意外と相性のいいオレンジ。
少し挑戦にはなるけど、新鮮味を感じつつものにしていけたらいいな。
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