今まであんまりアウトドアブランドを着てこなかった。
少しクラシックな方が好きだし、自分の雰囲気的にアウトドアブランドを着ると幼くなりすぎる気がして。
ただ、去年くらいから自分の中で少し気分に変化があって。
少し控えめな格好に、スポーツブルゾンを合わせたりして外しっぽく着るのも意外と面白いんだなって思ったり。
時計もアナログからデジタルのG-SHOCKにも挑戦してみたり、そこから始まったことによる変化がちょいちょい自分のスタイルに影響を及ぼしてるように思う。
今までより少しラフでカジュアルなアイテムを取り入れたとて、歳を重ねたなりに幼くなりすぎることもなくなってきたのかも。
千葉・柏の名店古着屋「WASTEVILLE」さん
そうすると同じお店に行ったとて、今まではあんまり気に留めてなかったアイテムが気になったりする。
服を見る角度がほんの少し変わる。
まあそれが気分なのか、はたまた今後ずっと自分のスタイルとして定着するのかは分からないけど、直近で触れた何かに影響をされたりでそうやって視点が変わるから、洋服選びって飽きるようで飽きないのかなって思ったり。
僕は千葉の柏が好きでたまに行くんだけど、今でこそお店が減っちゃったけど、昔は古着屋さんがいっぱいあっただけあって、良いお店はまだ残ってる。
たまに雑誌にも載ったりしてるけど、WASTEVILLEさんは好きなお店のひとつ。
今でもアメリカへ直接行って商品を買い付けてる、古き良き古着屋さんってイメージ。
安くて数が多いことが正義になりつつある古着の世界で、生き字引的な、それなのに気高さは良い意味でなくて、居心地もすごく良くて。
何より、東京の古着屋さんとかってどうしてもイケイケな印象が強かったり、同じものでも値段が高かったりする中で、ふっと気に入ったアイテムのプライスカードを見ても、ほっと落ち着く価格帯なのも嬉しいところ。
親しみやすさゆえに柏に行くとふらっと寄ることがあって。
今回寄って、とはいえ買い物をしたのは本当に久しぶりになっちゃっていたけど、ColumbiaのPFGシャツを買わせてもらった。
Columbiaが誇る名作アイテム「PFGシャツ」を手に入れた
アウトドアブランドといえばPatagoniaがヴィンテージでも人気だったりするけど。
そんな中で、もう少し身近で肩の力を抜いて着れるイメージなのがColumbia。
最近のアイテムだと少し都会的だったりスポーティーすぎたりするかなと思うけど、数十年前の古着となれば程よく小慣れた雰囲気で着れたりする。
ブランドが誇る名作である、ColumbiaのPFGシャツ。
年代によって生地感の違いもある中で、僕が買ったこれはいつ頃のものかは分からないけど、程よくクタッとしつつドライさもあっていい雰囲気。
そしてPFGシャツにおける最大の特徴である、背面をメッシュで大胆に切り替えたこの仕様。
これが夏でもサラッと着れるシャツたる所以。
PFGシャツは半袖だってもちろん展開があるし古着でも人気だけど、個人的にはこれに限らず半袖シャツってなんだかあんまりハマらなくて。
理想としては長袖シャツの袖を捲って七分くらいで着れたらってところで、頭の片隅でずっと理想のそれを探してはいたけど。
このPFGシャツは理想的な形のひとつなんじゃないかなと思ってる。
後ろから見ると、メッシュで切り替えた部分はレイヤーが入っているような見え方に。
その中央にあるのはPFGマーク。これは「PERFORMANCE FISHING GEAR」の頭文字を取ったものらしい。
これが空気を取り入れるから蒸れにくい。本来は名前にもある通り釣り人用に特化して作られたもの。
釣り人は外に長時間いることが多いだろうけど、このベンチレーションがあることで暑い日でも風が抜けてくれる。
そしてUVカットも付いてるみたいで、直写日光下でも肌を守ってくれるらしい。
背面は背中の中心くらいまではメッシュ仕様。
汗を書いてもサラッとしてる上、通気性がいいからベタつかないのも嬉しいところ。
フロントポケットの隅にはループが付いてる。これは釣具を引っ掛けるために使うとのこと。
そしてそれは肘付近にも。この辺にあると釣り人にとっては便利なのですね。
そういえば、肘付近の紐は釣具を引っ掛けることはもちろんなんだろうけど、中に入ってるバンドみたいなのに通してボタンを留めれば、袖を捲るにも使える。
フロント左右に付いたポケットは上は浅めなので、小さくて細かいものを入れておいてもすぐに取り出せる。
下のポケットはけっこう深めで、スマホなんかも入っちゃうくらい。それぞれ形状が異なるから使い分けもできる。
と、収納が多かったり機能性に優れていたりと、ばっちりアウトドア仕様なアイテム。
確かに長く愛され続けてる人気アイテムなのもよくわかる。
とはいえ釣りをしない人間だからその全てはファッションな訳だけど。
だとしても紐の配色もいいし、メッシュのベンチレーションは涼しくて機能的なのも普通に嬉しい。
きっと釣りに特化したアイテムとはいえ、そもそものデザインが格好良くないとここまで長くは愛され続けてないだろうと思う。
フロントのポケットが沢山ある感じとか、カーゴパンツっぽくて格好良い。ミリタリーな雰囲気も漂っててすごくいい。
今回はグレーの1着を買ったけど、色とかサイズの合うものを見つけたら色違いでもう1着欲しいくらい。
どっちかというと半袖の方が多く見かける気がするPFGシャツ。
海外では釣りチームやら色んな団体のユニフォームにされていたのか、チームや名前の刺繍が入ったものをけっこう見かける。
刺繍が入ったのもいいけど、基本はプレーンで探してる。
ただ、この前見つけたサイズがいい感じの半袖PFGシャツ。
バック一面に大きく「Choose your weapon」とあって、それはそれでいいなって少しだけ思ったり。
そういう、人気かつ古着でも多く出回ってるアイテムだからこそ、ローカルだったり個人的な刺繍の施された個体に出会う楽しさもあって。
それもまた面白いところのひとつではあると思う。
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