今日は仕事が休みだった。
特に趣味が多い訳でもない僕は、休みの日になるとやることは大体決まってる。
天気が悪ければ家にいて、昼間からお酒を飲んだりご飯を食べながらNetflixで気になってた映画を見る。
天気がよければ外に出て、気になってたラーメン屋さんに行ってみる。
それくらいしか趣味がない。
なんかこう、もっと充実した毎日をというか、熱中して何かに取り組めるような人生が羨ましい。
って家で、じゃあ自分はどんなふうにこれから生きていきたいんだろう、って考えるけど、思考がぐるぐる回って、すぐに答えが出る訳でもない。
そんなこんなをやってるうちにお腹が空いてきて、まあいいや、とりあえずラーメンでも食べに行こう、ってなる日々。
知らない街に行くのは好きだけど、ラーメンを食べるためだけには動けない。
そこに、その近くにリサイクルショップなんかがあれば、それが第二の目的になる。
ちょっと前から練馬区、大泉学園周辺のそれらを周ってみたいと思ってた。
駅周辺にセカスト、トレファクスタイルがあるのと、そこからぼちぼち歩くけどハードオフ・オフハウス、トレジャーファクトリー、セカストがあるから、それらを全部周る休日。
ラーメンは、駅を出てすぐにある家系のお店、紫極に行ってみた。
お好みを全部普通にしたけど、がっつり浮いたアブラに、粉っぽいまである豚骨感。
17時までライス無料なのも嬉しくて、おかわりしつつ食べてお腹がいっぱいになった。
っていうのはさておき、そこから前述のお店を全て周る。
どれだけ周ったって収穫が一切ないこともあったりするけど、まあけっこう歩いたけど、結局最初に行った大泉学園駅前のトレファクスタイルでのみ、収穫があった。
ゆるコットンニットの魔力
12月に入って、東京もさすがに少しずつ寒くなってきた。
けど、去年に比べて全然寒くないように思う。これが地球温暖化なのか、とか思うけど。2月くらいになれば、寒さで震えて冬の本気を思い出すまでが毎年のお決まりかもしれない。
冬のファッションっていうのは、着る服の選択肢と、何より重ね着をする機会が増えるから突然かつ激烈にコーディネートを組むのが難しくなる。
色使い、色合わせ。それらを考えるのが面倒になって、あんまり納得できない格好のまま家を出るのがデフォルト。
ただひとつだけ言えるのは、いや色合わせに関してじゃないけど、個人的な好みとして、冬のファッションにおけるインナーは断然コットンニット派ということ。
冬のコーディネートって色んなスタイルがあると思う。
アウターに激烈にあったかいものを選んで、インナーを薄くするスタイル。これは、アウターを脱いで室内にいるとき、非常に身軽にいることができる。
そんなに厚手のインナーにしないから、暖房で汗をかくことがそんなにない。
逆に、重ね着をしていって寒さを凌ぐスタイル。これはアウターにそこまで防寒性を求めなくてもいいけど、コーディネートを組む難易度が上がる。
あと、室内で暖房にやられて汗だくになる可能性がある。ただまあ、脱げるスタイルなら脱げば解決するところだけど。
個人的には、ダントツで前者のスタイルが好き。アウターも、生地や素材、仕様を調べて「これさえあれば」的な相棒を探すのが好きなタイプ。
気に入ったそれに出会えたなら、けっこうヘビロテするタイプ。で、あとはある程度だけアウターとの相性を考えてコーディネートを組む。
そんなとき、アウターの防寒性にもよるけど、よっぽどムキムキなそれじゃない限りは、ニットくらいまではインナーとして着る。
ただ、ウールのプルオーバーニットじゃ暑すぎることが多い。
かといって薄手のカーディガンとか着るにしても、カーディガンなんてそのインナーに更にシャツなり何なりを着てなきゃいけないから、やっぱり重ね着を考える難易度が高い。
そこで、コットンニットなのである。さらっとしてて、汗をかいても熱気が籠りづらくて、その上適当に洗えて。
あと、なんとなくウールのニットよりカッチリしすぎてないというか、だらっとしててリラックス感があっていいというか。ちょっと落ちる感じ。
というか、それが好きだからコットンニットの魔力に夢中なのかもしれない。
とにかく、古着の少しくたっとしたコットンニット。かつ、ゆるっとしたサイズで着れるそれを見つけると、なんか惹かれちゃう。
トレファクで手に入れた、ツボな切り替えのゆったりコットンニット

ブラウンを基調とした、リラックス感のあるXLサイズのゆったりコットンニット。
最近はスウェットでもなんでも、いやそれ以外だって全ての服で基本的には無地ばっかり。
どうした31歳。30歳を超えてから、あれだけ好きだった柄物をあんまり着なくなっちゃった。
まあ着るっちゃ着るというか、リサイクルショップに行くにしてもグッとくるっちゃグッとくるけど、やっぱり第一印象のインパクトが大きいだけって言ったらアレだけど。
美人も3日で飽きるって言ったらあれだけど、まあそんな感じなのかもしれない。買って手にいれるも、結局すぐ飽きてあんまり着なくなることが多い。ものとしては好きなんだけど、ちょっと派手で着れないかな、的なことを思う。
適度にリラックス感があって、ちょっと地味なくらいだっていい。結果的にそういうのが、気付いたらそればっかり手に取ってる相棒みたいになってることが多い。

だからまあ、こうやってブログを書こうと思うにも、そんなに特筆すべきところがないというか。
まあ、それがいいっちゃいいんだけど。
ゆったりクルーネック。雑に洗濯機で洗っちゃうコットンニット、最高。

グリーンの立体的な編み目のところに、ちょっとだけ穴が開いてるけど。まあ、ちょっと気になるっちゃなるタイプなんだけど。まあ、安かったしご愛嬌。
セールにかかってたから、きっとずっと売れてなかったんだろう。20%オフで2,000円くらいだった。

この、なんの変哲もないリブの感じもまた最高。
別に計算されたビッグシルエットって訳じゃなくて、ただ大きいゆえのゆったり感。
だから計算されたそれならば、たぶんもうちょっと身幅が広くて着丈が短いんだろうけど、そういう今っぽさがないのもいいところ。
かつ、あまりにも古臭い感じや野暮ったさがそこまでないのは、そんなに古くないレギュラー古着だからなんだと思う。
最近はレギュラー古着でさえ高いように思う。いや、古着屋さんにそんなに行ってないから言い切れないけど。
この辺の感じは古着屋さんで買うにしたって、高くても8,000円、安いなら4,000〜6,000円くらいで手に入れたいところ。
綺麗に整理された古着屋さんの店内でそれと出会って、店員さんに着こなし方を教わって、っていうそれもいいよね。店員さんの接客っていう、付加価値を楽しむのも個人的にはとっても好き。
でも、いかんせん人と話すのが苦手で疲れやすいタイプとしては、やっぱりリサイクルショップで放っておいてもらって好きなものを見つけるのは楽で楽しい。
し、ある程度好きなものの方向性が定まってるなら、自分で見つけるにしたって楽しめる。あまりに古着屋さんに行ってなさすぎて、人からおすすめしてもらう、自分じゃ選ばないような服の買い物だって楽しんでみたいなって思うけど。
せっかく接客してもらったなら、きっと曇りのない感情で買うと思うけど。
そうじゃなくてふらっと入った古着屋さんなら、勝手に商品の写真を撮ったりはしないまでも、気になったアイテムをキーワードで調べて、近い画像が出てきたらそれを辿って、あとは画像検索をして見つけたりしちゃうそうな。
古着って、そういう怖さがあるというか。だから店員さんにおすすめしてもらう、選んでもらうっていう付加価値にお金を払ってるようなものだときっと思うし、もっとコミュニケーション能力とお金をケチらない余裕があるなら僕だってそうしたいかも。

ブラウンをベースにして、ライトブラウン、ボルドーっぽい色、グリーンのライン、カーキっぽい色、ブルー。
その、みぞおちあたりのブルー部分だけケーブル編み。
これもちょっとだけアクセントになってくれてて、またいい。
だらっと着られて、でもちょっとサマになる面白さがあって、サイズ感も相まってゆるっとした雰囲気があって。
今年の冬の名脇役、というか主役なのか?になってくれそうな、派手さはないまでもいい雰囲気のある1着。
こういう、適度にユニークでゆるさがあって。自分の中で大事にしてる部分をやりすぎず、慎重かつ大切に、ちょうどいいバランスで表現してくれてる1着。
すごく気に入った買い物ができたから、今日はとてもいい日だった。

